2022/07/06
大空間向けTHEAR Gシリーズの製品紹介が、6月25日の熱産業経済新聞に掲載されましたので、ご案内します。
以下、記事抜粋です。
輻射式冷暖房システム「THEAR」発売元シアーコーポレーション(東京都文京区小石川1-4-12、文京ガーデンザウエスト10階、社長・土倉幸二氏、TEL03-5615-9477)が、今春から販売を開始したプロトテック製「THEAR‐Gシリーズ」は、体育館・アリーナ向けの大空間用パネルユニット。
正面表面部分は防球柵を設置。競技の際にボールなどの衝撃から製品を守る。また、耐震性を考慮し、パネルおよびパネル格納ユニットを連結するアングルブラケットには板厚のあるステンレス材を使用。壁との本体固定の際は、耐震基準をクリアした、大型アンカーボルトによって、製品と壁を一体化させる方法をとっている。パネル本体の厚さは二・五㌢㍍。ユニット本体は業界最薄の十九・七㌢㍍で、競技スペースの床面積を取らない。パネル本体の重量は三十六㌔㌘。ユニット本体含めても七十㌔㌘以下であり、ユニットタイプのため、施工がしやすく、短期間で設置ができる。漏水・結露対策として、「THEAR」従来品同様、防水分野で実績のある止水処理を行っているため、従来の輻射パネルに起こりがちであった問題点を改善した仕様になっている。
輻射熱と自然対流の原理を応用した風を排出しない冷暖房のため、風の影響を受けやすいスポーツやコンサートなどのイベントに効果的。快適性に優れているため、競技者や出演者、観客がスポーツイベントに集中できる。また、空気を攪拌しないので、人が集まる空間でのウイルス対策にも有効である。
同社取締役副社長CEOの藤原順之介氏は「当社は、この『THEAR』を二〇〇五年に発売し、それから十七年で、世界十四カ国に、累計約三千八百台以上の販売実績を重ねて来た。これまで主に大学や研究施設、住宅用に販売してきたが、近年、小中高校への空調機の導入が進み、また、頻発する災害時の避難所にもなる体育館の空調が注目されるようになったことを受け、大空間向けの輻射空調に参入した。大空間空調は体積が大きく、非常に大きなエネルギーを必要とする。輻射パネル冷暖房は人間の活動エリアを局所的に冷暖房することができるため大幅にエネルギー消費量を削減できるメリットがある」と語る。
「THEAR」は、熱源機に一般的な冷温水式ヒートポンプもしくはチラーユニットを用いる。熱源機と熱伝導率に優れたアルミ製の輻射パネルを循環パイプで接続し、冷水や温水を循環させるだけのシンプルな構成で、輻射パネルは、この循環水により冷却・加熱するため、パネル側は電源も不要である。循環水が流れるパネル中の空間は、板状の平面となっているため、輻射効率に優れており、形状も放熱分野で実績のあるヒートシンク形状を採用している。同社では、この発熱体の形状にて「意匠特許を取得している。
また、アルミは水により腐食するが、「THEAR」は内面を防食処理しているので、腐食が起きにくい。さらに同社では、水に代わる専用の防錆の液体も取り揃えている。アルマイトに加えて、オプションで企業や自治体などのイメージカラーになど、好みのカラーにすることも可能。アメリカの大学ではカレッジカラーの「パープル」にて納品した事例もある。
藤原氏は「当社は現在、進行中のスマートシティ事業に、ある事業者を通じて参画しており、エアコンに代わる冷暖房機として、『THEAR』が採用される予定だ。既に、新たにベトナムやフィージー、マレーシア、シンガポールなどへの導入の予定がある。今後もさらなる技術開発に取り組み、環境に優しい冷暖房機のご提供に努めていきたい」と語った。
THEAR Gシリーズは、体育館・アリーナ向けに開発された、大空間用輻射パネルユニットです。高性能はもちろんのこと、機能性・安全性についても配慮した設計に仕上げました。正面表面部分には防球柵が設置されており、競技の際にボールなどの衝撃から製品を守ります。また、耐震性を考慮し、パネルおよびパネル格納ユニットを連結するアングルブラケットには板厚のあるステンレス材を使用しており、壁との本体固定の際は、耐震基準をクリアした、大型アンカーボルトによって、製品と壁を一体化させる方法をとっています。また、冷房効率が良いため省エネ効果も期待できます。詳しくは、製品ページをご確認ください。
株式会社シアーコーポレーション セールスサポートチーム
112-0002 東京都文京区小石川1-4-12文京ガーデンザウエスト10階
support@thear.co.jp